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駄菓子屋さんやスーパーでうまい棒を手に取ったとき、「あれ、うまい棒って10円じゃなかったっけ?」と思ったことはありませんか。子どものころの感覚のままでいると、レジで少し驚いてしまうかもしれません。
この記事では、販売元である株式会社やおきんが発表した価格改定のお知らせをもとに、うまい棒の値段がどのように変わってきたのかを、3つの時期に分けて整理しました。値上げの理由として発表された内容や、まとめ買いをする前に確認しておきたいポイントもあわせてご紹介します。
※この記事で紹介する価格は、やおきんが発表した「希望小売価格(税抜き)」です。実際にお店で販売される価格は、お店ごとに異なります。
うまい棒の値段は今いくら?
希望小売価格は税抜き15円
先に結論からお伝えすると、やおきんが2024年9月24日に発表したお知らせでは、2024年10月1日出荷分から、うまい棒の希望小売価格(税抜き)は12円から15円に改定されました。対象は「12円うまい棒全商品」とされています。
つまり、メーカーが示している目安の価格は、1本あたり税抜き15円です。
お店で見かける価格が違うことも
ここで気をつけたいのが、「希望小売価格」はあくまでメーカーが示す目安だという点です。実際にお店で売られている価格は、それぞれのお店が決めています。
そのため、駄菓子屋さん、スーパー、コンビニ、通販などで、1本の値段や、まとめ売りの値段が違うことがあります。また、表示が税抜きか税込みかによっても見え方が変わります。「思っていた値段と違う」と感じたときは、値札の表示が税抜きなのか税込みなのかもあわせて見てみると、すっきりするかもしれません。
うまい棒の値段が変わった3つの時期
ここからは、うまい棒の値段の移り変わりを、やおきんの発表をもとに3つの時期に分けて見ていきます。
1. 1979年の発売から約42年間は10円
やおきんが2022年1月27日に発表したお知らせによると、うまい棒は1979年に発売されました。お知らせの中では、「お子様のお小遣いでも選ぶ楽しさを感じていただけるよう、1本10円という価格にこだわり」、生産・物流・管理コストなどあらゆる点でコストダウンの努力を続けてきた、と説明されています。
発売から約42年間、10円という価格が続いていたことになります。親子で「うまい棒は10円」という感覚を共有している家庭が多いのも、この長い期間があったからかもしれませんね。
2. 2022年4月1日出荷分から12円
同じ2022年1月27日のお知らせで、やおきんは2022年4月1日(金)出荷分から、価格を改定すると発表しました。対象は「10円うまい棒全商品」で、改定の内容は「希望小売価格(税抜き)10円→12円」です。
2024年のお知らせでは、この2022年の改定について「初の価格改定」と書かれています。発売以来はじめての値上げだったことがわかります。
3. 2024年10月1日出荷分から15円
そして2024年9月24日のお知らせで、2024年10月1日(火)出荷分から、「12円うまい棒全商品」の希望小売価格(税抜き)を12円から15円に改定すると発表されました。
整理すると、うまい棒の希望小売価格(税抜き)は次のように変わってきました。
| 時期 | 希望小売価格(税抜き) | 発表日 |
|---|---|---|
| 1979年の発売から | 10円 | ― |
| 2022年4月1日出荷分から | 12円 | 2022年1月27日 |
| 2024年10月1日出荷分から | 15円 | 2024年9月24日 |
なお、改定は「出荷分から」とされています。お店の在庫の入れ替わりのタイミングによって、店頭の価格が変わる時期はお店ごとに違っていた可能性があります。
うまい棒が値上げした理由は?
2022年の値上げで発表された理由
2022年のお知らせでは、値上げの理由として次のような内容が挙げられています。
- 主原料のコーンや植物油をはじめとした、原材料全般の価格上昇
- 包装資材・物流費・人件費なども大幅に上昇していること
そのうえで、このような状況は「自社内で許容できる範囲をはるかに超えてきて」いて、今後も商品の継続・安定供給を図るために価格改定を行う、と説明されています。
2024年の値上げで発表された理由
2024年のお知らせでは、2022年以後も、主原料であるコーンや植物油をはじめとした原材料全般の価格上昇が進み、人件費・包装資材費・配送費なども、さらに大きく上昇したと説明されています。
2回のお知らせを読み比べると、2022年は「大幅に上昇」、2024年は「更に大きく上昇」と、コストの上昇がさらに進んだことが説明されています。2024年のお知らせでは、2022年の初めての価格改定のときに、多くの温かい言葉や意見が寄せられたことへのお礼も述べられていました。
どちらのお知らせにも共通しているのは、「今後も商品の継続・安定供給を図る為」という言葉です。長く親しまれてきたお菓子を、これからも届け続けるための判断だったことが伝わってきます。
値段が変わると、買える本数はどう変わる?
値段の変化を、身近な数字で考えてみましょう。ここでは、計算をわかりやすくするために、希望小売価格(税抜き)だけで考えます。実際のお店の価格や、消費税を含めた金額とは異なりますので、目安としてご覧ください。
100円で買える本数の目安
| 時期 | 1本の希望小売価格(税抜き) | 100円で買える本数(税抜きで計算) |
|---|---|---|
| 発売から2022年3月ごろまで | 10円 | 10本 |
| 2022年4月1日出荷分から | 12円 | 8本(残り4円) |
| 2024年10月1日出荷分から | 15円 | 6本(残り10円) |
「100円玉1枚で10本」だった時代から比べると、同じ100円で選べる本数は少なくなっています。お小遣いの中でやりくりする子どもにとっては、どの味を何本選ぶか、考える楽しさが少し増えたともいえるかもしれませんね。
イベントで配る本数を計算してみる
たとえば、子ども会で30人に2本ずつ配りたい場合は、60本が必要です。希望小売価格(税抜き)15円で計算すると、15円×60本=900円になります。同じ本数を10円で計算すると600円、12円で計算すると720円です。
実際には、お店の販売価格や消費税、送料などによって金額は変わります。予算を考えるときは、購入するお店の価格で計算し直してみてください。
消費税を含めるとどうなる?
国税庁の案内では、飲食料品の譲渡(酒類や外食などを除く)には、軽減税率8%が適用されるとされています。お菓子を持ち帰りで買う場合は、この軽減税率の対象になります。
ただし、1本ずつの税込み価格をどう表示するか、端数をどう処理するかは、お店によって異なります。まとめて買ったときと、1本ずつ買ったときで、合計金額が少し変わることもあるので、気になる場合はレシートの表示を確認してみてください。
うまい棒をまとめ買いする前に確認したいこと
お祭りや子ども会、イベントの景品などで、うまい棒をまとめて用意したいこともありますよね。そんなときに確認しておきたいポイントを整理しました。
1本あたりの値段を計算してみる
まとめ売りや箱売りの場合は、「全体の値段 ÷ 本数」で1本あたりの値段を出してみると、ほかの買い方と比べやすくなります。税抜きか税込みか、送料がかかるかどうかもあわせて確認しておくと、あとから「思ったより高かった」とならずにすみます。
味の組み合わせを確認する
うまい棒にはいろいろな味があります。詰め合わせの場合は、どの味が何本入っているのかを、商品ページや外箱の表示で確かめておきましょう。配る相手が決まっているなら、好みが分かれにくい味を多めにする、といった工夫もできます。
賞味期限と保管場所を確認する
たくさん買うときは、使う日までに賞味期限が切れないかを確認しておくと安心です。保存方法は、パッケージの表示に従ってください。箱のまま置いておく場合は、置き場所のスペースもあらかじめ考えておくとよいですね。
アレルギー表示を確認する
子ども会やイベントで配る場合は、パッケージのアレルギー表示や原材料の表示を確認しておきましょう。味によって原材料が違うこともあるので、一つずつ見ておくと安心です。
うまい棒の値段でよくある質問
うまい棒は今でも10円で買えるお店がある?
お店の販売価格は、それぞれのお店が決めています。そのため、店頭の価格はお店によって異なります。メーカーが示している希望小売価格(税抜き)は、2024年10月1日出荷分から15円です。
値上げはうまい棒の全部の味が対象?
やおきんのお知らせでは、2022年は「10円うまい棒全商品」、2024年は「12円うまい棒全商品」が対象とされています。
次の値上げはある?
今後の価格については、この記事を書いている時点で確認できたお知らせはありません。値段が変わる場合は、やおきんからお知らせが出ると考えられますので、気になる方は公式の発表を確認してみてください。
「希望小売価格」と「販売価格」はどう違う?
希望小売価格は、メーカーが「このくらいの価格で販売してほしい」と示す目安の価格です。一方の販売価格は、実際にお店が決めて売っている価格です。うまい棒の場合も、やおきんが示しているのは希望小売価格(税抜き)なので、店頭の値札と同じとは限りません。
値上げの前と後で、うまい棒の中身は変わったの?
やおきんの価格改定のお知らせは、価格の改定についての案内です。商品の中身や重さについての詳しい情報は、お知らせの中では確認できませんでした。気になる方は、パッケージの表示や、やおきんの公式サイトを確認してみてください。
子どもにお小遣いで買い物を教えるときのコツは?
駄菓子は、少ない金額で「いくら持っていて、何をいくつ買えるか」を考える練習になります。値札を一緒に見ながら、「この100円で何本買えるかな?」と声をかけてみると、楽しみながら計算の練習ができますね。消費税の分を含めて考えるのは少し難しいので、慣れるまでは大人が一緒に確認してあげると安心です。
うまい棒はいつから売られているの?
やおきんの2022年のお知らせによると、うまい棒は1979年に発売されました。
うまい棒の値段を知って、駄菓子をもっと楽しもう
うまい棒の値段の移り変わりを、もう一度まとめておきます。
- 1979年の発売から約42年間は、1本10円
- 2022年4月1日出荷分から、希望小売価格(税抜き)12円
- 2024年10月1日出荷分から、希望小売価格(税抜き)15円
- 値上げの理由は、コーンや植物油などの原材料、包装資材、物流費・配送費、人件費の上昇
- お店で売られている価格は、お店ごとに異なる
「うまい棒は10円」という思い出は、多くの人にとって特別なものですよね。値段が変わった背景を知っておくと、店頭で値札を見たときにも、納得して選べるのではないでしょうか。子どもと一緒に駄菓子屋さんへ行ったときに、「昔はね……」と話してみるのも楽しいかもしれません。